#マーケティング

書評, 有益

• 少数精鋭のAmazon広報部隊が知る「伝え方」

アマゾンで学んだ! 伝え方はストーリーが9割
著者：小西みさを
出版：2019年7月
長さ：255ページ
出版社：宝島社

>>Amazonで購入はコチラ

• こんにちは。さこまです。2024年1月1日から１日１冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴１４年です。ホームページ制作会社を経営してます。
  
  ブログの毎日更新で3ヶ月目に月１００万売上、6ヶ月目に１０００万円を超えました。
  Amazonランキング１００位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

本書は、Amazonのジェフ・ベゾスや少数で構成された広報が使う「伝え方」を解説した本です。

結論からいうと、Amazon独自の「伝え方」が学べるかなり有益な本です。

Amazonがこれだけ大きくなったのは、Amazonの販売戦略や仕組みがよかったこともありますが、優れた協力者を得られたことも大きな要因です。

株主、従業員、顧客にAmazonの理念や考え方が伝わったからこそ、世界最大規模のネットショップになったのでしょう。

Amazonの株主は、毎年ジェフベゾスから2つのビデオレターが届きます。それは、「1997年レター」と「その年のレター」です。

なぜ、２つのビデオレターを届けているかというと、何年経って最新技術を取り入れて、手法が変わったとしても目指す先や考えていることが変わらないことを株主に伝えるためです。

そのようにして、Amazonはストーリーを伝えて、共感した方々が協力いただけるのです。

本書では、何をどう伝えるかがAmazon独自の方法から学べます。

【このような方におすすめ】
・顧客や取引先に共感が得られない方
・理念が顧客や市場に伝わらない方
・理念が形だけになっている方
・「伝えたいこと」が伝わらない方

このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。

著者は、Amazon広報責任者です。

本書を読むと、なぜ「伝え方」を学んでも伝わらないかの答えがわかります。

本書の内容

ジェフ・ベゾスの「伝え方」にはテクニックがあり、場面を語り、例え話を多く用いて、伝えたいポイントを絞ります。

そこにお客様と関係ない話をせず、不明瞭な数字を避け、時間を感じさせることは話さず、潔い心で何度も伝えることです。

だた、上記は方法論に過ぎず、Amazonの顧客中心主義の8つのルールが存在します。

たとえば、ルール８には「競合という考え方が存在しない」というものがあります。

それは、自分たちが先駆者であるため、お客様の見えないニーズを先取りして解決するということです。

このようにジェフ・ベゾスには、「顧客中心」の考え方がベースになり、伝え方のテクニックがつかわれているので人々の心を動かしてます。

• ・持つべき理念や考え方
  ・プレゼンで話すルール
  ・プレスリリースの書き方や構成
  ・少数精鋭のamazon PR部隊
  ・年代とフェーズごとの伝え方
  ・Amazon流セルフPR術

本書では、ジェフベゾスの伝え方やAmazonの考え方、「顧客中心」の観点とは何かが学べます。

評価

まとめると、ジェフ・ベゾスの理念が素晴らしいから、伝え方のテクニックを使えば、人の心が動くということがわかります。

「伝えたいこと」があるから「伝え方のテクニックを使う」ではなく、「喜んでもらえる伝えたいこと」があるから「人々が動く」ということでした。

さいごに

Amazonがこれだけ人々に使われるようになった理由がわかります。

>>Amazonで購入はコチラ