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書評, 選書100候補

• まだ、誰もみえていないニーズを見つけ出す

ビジネスの結果が変わるＮ１分析　実在する１人の顧客の徹底理解から新しい価値を創造する
著者：西口 一希
出版：2024年11月
長さ：320ページ
出版社：日本実業出版社

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• こんにちは。さこまです。2024年1月1日から１日１冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴１４年です。ホームページ制作会社を経営してます。
  
  ブログの毎日更新で3ヶ月目に月１００万売上、6ヶ月目に１０００万円を超えました。
  Amazonランキング１００位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

またすごい本が出ました！

SNSで顧客の声が事業者に届きやすくなりましたが、顧客心理の変化も早くなりニーズがつかみにくくなりました。

ただ、現代の顧客心理を理解しないでマーケティングをすると、顧客を置き去りにしてしまいます。顧客心理はつかめない、でもマーケティングはしなければならない。どうしたらよいのか？

「顧客が何に価値を感じているのか」をしっかり理解するために、顧客心理を理解して、「誰に」「何を」提供するのか決めて、それは「なぜ」買ってもらえるのかを軸にビジネスを構築すれば、顧客の心理や行動を予測して、高い確率で成功するということです。

「N1分析」は、ニーズがない人たちへのアプローチを避けるだけでなく、「顧客がほしい価値」と「事業者が与える価値」が合致した「ロイヤル顧客」を増やすことで今までになかったような売上の伸びをみせます。

【このような方におすすめ】
・新規顧客が集まらなくて困っている方
・リピートがうまく取れない方
・質のよい顧客とだけ付き合いたい方
・効率的に売上を伸ばしたい方
・すべてのマーケッター

このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。

著者は、P&Gブランドマネージャー、マーケティングディレクター。ロート製薬執行役員マーケティング本部長を経て、ロクシタン代表取締役社長 グローバルエグゼクティブメンバー 社外取締役戦略顧問。「顧客起点マーケティング」「マーケティングを学んだけれど、どう使えばいいかわからない人へ」「マンガでわかる新しいマーケティング」など、執筆されてどれも素晴らしい本ばかりです。

本書を読むと、実践的な顧客起点マーケティングができます。

本書の内容

「N1分析」とは、商品やサービスを売るために実在する一人の顧客を徹底的に理解して、顧客が価値を見出す便益と独自性をみつけて、商品を販売する戦略を創り出し、最適なコミュニケーションを取ることです。

これによって、顧客が気づいていないようなインサイト（潜在的なニーズ）をみつけて、新しい商品アイデアとして販売していくことができるようになります。

「N1分析」は、いわば価値の創造です。誰もみつけていない、顧客でさえ理解していないニーズを一人の顧客の分析によって、みつけられます。そして、N1分析が顧客戦略の起点となるのです。

• ・N1分析の基本
  ・N1分析のケーススタディ
  ・N1分析の実践

マスメディアよりも、個人やニッチなコミュニティの方がマーケティングの費用対効果がよくなった今、一人の顧客を分析することは最善のマーケティングとなってます。

「顧客ピラミッド」「9segs」「5segs」「ロイヤル顧客」「便益と独自性」「ストラテジーマップ」

評価

マジで勉強になる！

「潜在的なニーズをみつける難しさ。」「顧客のニーズに合わせた価値を創造」というマーケッターの悩みを２つも解決してくれる本です。

便益や独自性のような聞き慣れた言葉も著者の解説を通すと、本質に迫っており納得します。

いくつか、出てきそうな質問に回答してきます。

「顧客起点マーケティングとの違いは？」→顧客起点が一人の顧客をもとにマーケティングを組み立てる全体像でN1分析はその一部です。名前のとおり、一人の顧客を徹底的に分析してマーケティングを創ります。

「顧客起点を読んでないです」→読んでなくても十分わかります。

マジで素晴らしい本なので、マーケッターは必読。マーケティングをされる方も読むことをおすすめします。

名言

• N1なきマーケティング戦略は机上論に過ぎない　P110

さいごに

「顧客起点マーケティング」が好きなら読んだほうがよいです！読んでないなら読んだほうがよいです！ゴリ押し！！

さいごのさいごに

私は、「顧客起点マーケティング」もすごくよかったのですが、本書は実践的でマーケッターとして困っていることをピンポイントに解決してくれた本だと思いました。

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