#マーケティング

書評, 選書100候補

• イエローハットが広告なしで新規を断るほどなった方法とは

凡事徹底
著者：鍵山 秀三郎
出版：1994年11月
長さ：160ページ
出版社：致知出版社

>>Amazonで購入はコチラ

• こんにちは。さこまです。2024年1月1日から１日１冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴１４年です。ホームページ制作会社を経営してます。
  
  ブログの毎日更新で3ヶ月目に月１００万売上、6ヶ月目に１０００万円を超えました。
  Amazonランキング１００位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

【このような方におすすめ】
・顧客から信用を得たい方
・紹介やリピートで仕事をしたい方
・新規集客に疲れた方
・大きな成果を生み出したい方
・小さいことを積み重ねることが好きな方

このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学び、感動がえられます。

著者は、全国展開のカー用品販売イエローハット創業者です。昭和36年にローヤルを創業し社長に就任。平成9年にイエローハットに社名変更。

本書を読むと、目立つノウハウよりも、日々淡々と仕事をしていくことの大切さが心から理解できます。小さいことの積み上げが大きな会社となっていくことを著者が証明してます。

本書の内容

凡事は、大きな力を持ってます。

世の中の人は、凡事の力を知りません。そのため、凡事に効果がないと思いおろそかにするので、それが本当の意味での人生の進歩につながらないのです。

たとえば、Aという修正があったとします。佐藤さんは、面倒でやりませんでした。鈴木さんは、凡事徹底の姿勢でやりました。

すると、Aの修正を行った鈴木さんはBの問題点を発見して修正します。すると、C、D、E、Fというように次から次へと改善点が見つかり対応します。

下記のような結果になります。

• ・佐藤さん　Aの未対応
  ・鈴木さん　A→B→C→D→E→F・・・・

数ヶ月で佐藤さんと鈴木さんの技術の差は広がります。では、これが集客にどのような結果になるのか？

①凡事を行った鈴木さんは技術が上がり佐藤さんが気づかない修正を提案できる。
②Aの未対応だった佐藤さんと凡事徹底の鈴木さんのどちらの顧客になりたいでしょうか。

本書では、凡事の力強さ、大切さが徹底的に著者の体験から解説されてます。

評価

すさまじい！

「ないがしろにした凡事」は誰にでもあるのではないでしょうか。

「本当はやるべきだけど、面倒でやっていなかった」
「効率化や時短のためにやっていなかった」
「やっても売上にならず感謝もされなさそうでやってない」

本書は、そのような凡事を1つずつ見直して、実行したいと思える素晴らしい本です。

また、定期的に読むべきであると思う本です。

名言

• 不動の商魂、それは凡に徹することである。これさえ身につければ、お金は向こうからやってくる。これは商の常道であり、不変の哲学である　P2 坂村真民
  
  私は、簡単なこと、単調なことをおろそかにしない。それを極めていくという考え方でやってきました　P16
  
  根気よくやれば、根気の前には頭を下げることを知っていて、自然に人が集まってくる　P25
  
  打算があったら続かない　P31
  

  人間は打算があったら、どんなことでも続きません。十年も二十年も続かないのです　P31

  私は人が見過ごしたり、見逃したり、見捨てたりしてきたものを徹底して拾い上げ、それを大事にして今日まできました　P32

  人が捨てたものの中に宝の山がある　P34

さいごに

私は、地道や一歩ずつ進むことが好きです。まさに本書のような、凡事で非凡を成す本は感動を覚えました。

>>Amazonで購入はコチラ