2024/10/28 (更新日:2024/10/28)

商売魂

書評, 良書

  • 商売の原則で人集めができる「平成の債権請負人」

商売魂
著者:高塚 猛
出版:2003年9月
長さ:207ページ
出版社:サンマーク出版

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  • こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。

    ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
    Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

本書は、今まで数々の赤字企業を再建してきた著者が考える「商売魂」について語られてます。

著者の経歴がスゴすぎるのでご紹介します。

著者は、22歳でリクルートの福岡営業所長になり、1年で売上高を前年比15倍にして黒字化。29歳で再建不能といわれた盛岡グランドホテルの総支配人になり、わずか1年で黒字化。

1999年にシーホークホテル&リゾート、福岡ダイエーホークスの経営を任され、1年半で78億円経常赤字を3億円にまで圧縮。

本書では、「平成の債権請負人」の異名を持つ著者が「商売魂とは」なにかを考えた本です。

【このような方におすすめ】
・人集めに苦労している方
・赤字で首が回らない方
・売上がうまく上がらない方
・売上があるのに負債が増える方

このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。

本書を読むと、落ち込んだ会社や売上をV字させる考え方が身につきます。

本書の内容

本書の商売魂とは、「商売の基本、本質、哲学」を持っていることです。

商売魂は、人それぞれのものがあります。本書では、数々の赤字企業を再建してきた著者の「商売魂」が紹介されてます。

商売の原点とは

著者は、「経営再建の鬼」ではなく、「人たらしの鬼」であるといいます。

それは、商売は人と人の接点であるため、人の心を上手につかんで動かすことだといいます。

ただ、人の心はものではないため、商売の原点に戻ることです。

それは、品質やデザインではなく、「人」をみて、人の気持に立ち返ることです。

評価

本書の名言から内容とすごさを感じることができます。

マーケティングの心を習得できる良書です。

名言

商売とは「勝商」、相手にメリットを与えること P17

客は「理屈」ではなく「情」で買う P21

お金を出さない人は文句を言い、お金を出した人は感動をくれる P27

値引きよりも、付加価値をつけたほうが絶対に売れる P28

マニュアルは破られるためにあると思え P148

企業は「人を止(とど)める業(わざ)」と書く P168

「大切な思い」を守るために、正しいことを捨てる勇気がモノをいう P177

さいごに

著者は、セクハラで捕まったとニュースであります。

ただ、著者に罪があっても本書に罪はありません。

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