2024/10/17 (更新日:2024/10/17)

バラの花はなぜ、利益がゼロでも売り切ると儲かるのか!

書評, 有益

  • どんぶり勘定を卒業したくなる本

バラの花はなぜ、利益がゼロでも売り切ると儲かるのか!: 商売の道理に気づく数字の物語
著者:大垣 壽雄
出版:2008年2月
長さ:207ページ
出版社:ぱる出版

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  • こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。

    ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
    Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

本書は、数字に強くなって、売上を上げて、利益を残せるようになる本です。

どんぶり勘定の経営者には、考え方を変えてくれるかなり有益です。

「勘定足りて銭に残らず」

よく売上が上がっているはずなのに仕入れや家賃などの経費、税金の支払い、故障などの急な出費で思ったより利益が残らない経験をしたことがないでしょうか。

なぜ、このようなことが起こってしまうか?判断すべき材料が足りていないからです。

数字とは、計算ではなく、ビジネス数字に強くなることです。

たとえば、商品をたくさん売るための値決めにしても、店舗の様々な経費や予測する販売個数や売上など、論理的に適切な判断をくだせるようになります。

売り上げを上げる、利益率を上げる、計画をつくる、将来の予測にしても数字が真実を教えてくれるのです。

【このような方におすすめ】
・どんぶり勘定をしている方
・先月の売上や利益を把握していない方
・値決めや仕入れ個数を勘でやっている方
・安く売ったり、価格競争をしている方
・勢いで経営している方

このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。

著者は、合資会社ギャラックスの代表社員です。コンサルをされており、年100回を超える講演をされてます。

本書を読むと、数字の大切さに気づき、しっかり管理しようという気持ちが芽生えます。

本書の内容

本書は、どんぶり勘定を抜け出し、売上を上げる本です。

  • ・利益ゼロのバラでも大量に売れば儲かるのはなぜ
    ・原価に25%の利益を乗せても20%しか利益にならない
    ・どんぶり勘定が儲からない理由とは
    ・売れる日と売れないひがわかるようになる
    ・「勘定足りて銭に残らず」になぜなってしまうのか

たとえば、値決めにしても、他社の価格や仕入れ経費で決めるのではなく、全体の売上構成比や利益率、販売個数やその他の商品から検討されます。

どんぶり勘定の経営者なら「いくら売り上げたか」で考えますが、数字に強い経営者は「なにをどれだけ売ったか」で考えます。

経営全体の数字から営業の人材なのか広告費なのか、適切な支出を判断できるようになるのです。

評価

販売目標、値決め、仕入れ個数など、少ない項目から判断するよりも、多くの項目から判断した方が成功率は上がります。

本書は、我々に数字の大切さを気づかせてくれる素晴らしい本です。

名言

  • 価格競争に勝者はない! P72

さいごに

どんぶり勘定をされている方は、ところどころ心が痛いかもしれません。笑

しかし、素晴らしい気づきがあります。

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