2024/10/07 (更新日:2024/10/07)
6億円文章術
- よくある情報商材の営業が本になっただけw
6億円文章術
著者:紙 直樹
出版:2020年1月
長さ:248ページ
出版社:幻冬舎
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- こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。
ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。
本書は、昔ながらの稼ぐ系アフィリエイターや情報商材屋がつかう営業動画を本にしたようなものです。
「ほかは、ここがダメ」「こんなリスクがある」「でも、私が紹介するのはこんなによい!」という典型的な本です。
紹介されている手法もリストマーケティングでよくアフィリエイターが使っている方法で内容に目新しいものはなく、中級者以上には読む価値はないと思います。
著者がコンサルをしているので新規契約を目的とした営業本にしかみえませんでした。
ただ、これから副業を始めたり、将来に起業したいビジネス初心者向けのモチベアップ本としては、ありです。
たぶん、著者はそこをターゲットにされているのではないかと思います。
【このような方におすすめ】
・副業をしている方
・将来、起業したい方
・文章で稼ぎたい方
このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。
著者は、4つの会社を経営しており、文章術とリストマーケティングで年間6億円を売り上げています。
アフィリエイトのASPサイトで10ヶ月連続で1位を獲得。2015年に稼げるようになり、4、5年で年6億円に到達されたということ。
本書を読むと、文章術で仕事をやろうというモチベをあげられます。
本書の内容
手法は、文章術とリストマーケティングです。
文章術でファンを集めて、LINEやメルマガのリストを集めて、営業をかけて商品を売るといった内容です。
評価
よくある副業や起業コンサルの書く宣伝本です。
本書の悪いところは、文章術で起業させようと昔のアフィリエイター量産のようなやり方が用いられていることです。
Youtuber、物販、副業などはリスクがあるが、文章術はノーリスクでハイリターンだということ。
それは断じてありません。かけた時間や勉強代のリスクはありますし、ノーリスクとはいきません。
ましてや、著者のコンサルを依頼して成果にならなければ、大きな金額の損失になるでしょう。ノーリスクではないということです。
文章で稼ぐには、文章力を鍛える努力量が一定数必要であり、ハイリターンを受けるだけのセンスが必要です。
というか、そもそも文章術と書いて、リストマーケティングで文章ノウハウがあったと記憶してません。
悪書認定
本書を悪書としました。
理由は、ローリスクではなく、ノーリスクと表現したことです。
副業で文章を始めて、5年、10年が過ぎれば、時間という大きな対価を支払います。成果があがらなければ、リスクが伴います。
ご自身がサービスを販売したいからか、文章術が素晴らしいということに嘘を交えている点から悪書としました。
また、投資でAIの参入からトレーダーが3000人から2人にまでなりましたが、文章なら日本語は難しいからそうはなりづらいことが書かれていますが、ChatGPTの出現で少し書けるぐらいのライターは不要となったことで予測を外してます。
さいごに
ここまで書いてきましたが、著者の実績はすごいです。6億円よりも、アフィリエイトで10ヶ月連続1位が本当の話なら実力は本物です。
本書は、副業や起業に一歩踏み出せない方には、背中を押してくれる本だと思います。ただ、本書を信じきらず、他の本も読まれることをおすすめします。
さいごのさいごに著者へ
1位を10ヶ月獲得した某ASPアフィリサイトが大手なら、本書のような初心者向けの営業本よりもそのセンスについての本を書かれてはいかがでしょうか。
その方が読者も新規契約が増える著者もよいのではないかと思ってます。
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