2024/10/03 (更新日:2024/10/08)

コンセプトのつくりかた

書評, 良書

  • コンセプトをつくる理想のリーダー

コンセプトのつくりかた
著者:玉樹 真一郎
出版:2012年8月
長さ:320ページ
出版社:ダイヤモンド社

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  • こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。

    ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
    Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

本書は、2006年に全世界で9500万台が売れ、世界で3億人が熱狂させた任天堂「Wii」の企画開発に携わった方によるコンセプトのつくりかたの本です。

コンセプトとはなにか?作り方や活用についての良書です。

本書では、たとえ話がドラクエであるため、1990年代からゲームをしている方には、共感を呼びやすい本です。

本書は、2012年出版でありながらAmazonのマーケティング・セールス全般関連書籍の売れ筋ランキングの上位に10年以上たった今でも入ることもあります。

そして、学びが深い本です。

【このような方におすすめ】
・なぜかコンセプトが共感されない方
・コンセプトの作り方がわからない方
・チームメンバーとうまくつくれない方
・メガヒットをつくりたい方
・今の商品になにが足りないかわからない方

このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学び、感動がえられます。

著者は、プログラマーからプランナーに転身。全世界で1億台の販売を超えた「Wii」の企画担当者です。その後、コンサルティング、ホームページ制作、アプリ開発や講演を行いながら、人材育成や地域活性化に取り組んでます。

コンセプトのつくりかた」「ついやってしまう」体験のつくりかた 人を動かす「直感・驚き・物語」のしくみ」など、執筆される本は、どの本も大人気です。

本書を読むと、集客や共感を産むコンセプトがつくれるだけでなく、チームメンバーともうまく共有できます。

本書の内容

何かを生み出すときに最初に考えることがコンセプトです。

コンセプトを産み出すには、紙、鉛筆、付箋と大きな机の4つと一緒に考える仲間がいれば、誰でもコンセプトをつくることができるということです。

実際のワークでは、コンセプトをつくるために4つのことをします。

  • ・コンセプトワーク
    ・プレゼンテーション
    ・プロジェクト

これらは、冒険の仲間でいうと勇者、僧侶、戦士。4人目に仲間にすべきは、「遊び人」であるということです。

「遊び人」は、その名の通り、遊んで楽しんで幸せに過ごします。あなたのなかに働く自分と共存して、「遊び人」がいないと楽しんで仕事ができないので、つづけることができないということです。

コンセプトをつくるために4つ目とは、「素直な心で生きるあなた」です。

評価

コンセプトの本では、かなり素晴らしい良書です。

マジでわかりやすい。任天堂にいただけあり、ゲームでたとえてくれるから読みやすいし、理解しやすくしてくれてます。

どのページもコンセプトをつくるための学びになり、コンセプトをつくるための仲間からどうアイデアを引き出すかのリーダー論は、著者の人柄の良さが出てます。

1回で理解しきれないほど、情報量があります。ただ、何度も読む価値はありますし、一生持っておきたい本になると思います。

本書のような良書は、何度読んでも新しい学びになるので、何度も読む楽しさがあります。

名言

  • コンセプトは、「あなた」と「世界」の療法をつなぐものです。 P316

さいごに

学びが多い!1,650円は安すぎです。

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