マーケティング本
地獄の毎日書評

書評

• アダルト動画の配信に興味のある人向け

エロ2.0　「月収4000万円」Pornhuberが実践した「欲望を共有する」最速ファンマーケティング
著者：えむゆみカップル
出版：2022年11月
長さ：248ページ
出版社：飛鳥新社

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• こんにちは。さこまです。2024年1月1日から１日１冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴１４年です。ホームページ制作会社を経営してます。
  
  ブログの毎日更新で3ヶ月目に月１００万売上、6ヶ月目に１０００万円を超えました。
  Amazonランキング１００位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

本書は、アダルト動画サイトのPornhubで月収4000万円を得るまでのえむゆみカップルのお話です。

Pornhubという動画サイトで個人がアダルト動画を撮影と投稿でお金を稼ぐ人たちのことをPornhuberと呼びます。

今までのアダルトサイトとの違いは、個人が撮影してアップしていることです。アダルトコンテンツは、AV女優や男優のプロによる提供だけでした。

Pornhubによって、個人がYouTubeで動画を撮影とアップロードをするように、アダルト動画を投稿できるプラットフォームができました。

著者は、個人のアダルト動画配信がブルーオーシャンであった頃に始めたことがきっかけで最高月収4000万円を得るまでになりました。

【このような方におすすめ】
・アダルト動画配信に興味のある方

このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。

2021年1月に著者のりょーちんとあゆみは、個人のアダルト動画の配信がブルーオーシャンであった頃に目をつけ、ファンの熱狂度に合わせた課金システムによるファンマーケティングを「えむゆみカップル」という名前でPornhubで動画投稿を始めました。

たった1年で約1億8000万円に収入。下半期の平均月収は1000～2000万円。最高月収は4000万円。チャンネル登録者数は、15.1万人。動画総再生回数は1億2700万回とそこまで多くないにも関わらず、ファン会員による定期課金で高い収入を得ました。

Pornhubでは、「Pornhub Awards 2022」のフェチ部門で日本人唯一のノミネートされました。

本書を読むと、アダルト動画配信やPornhubの仕組みについて知れます。

本書の内容

Pornbubで稼ぐための収益構造は、動画をみてもらう広告収入よりもファンの定期課金による収入がほとんどだということです。

ファンクラブの会員課金＝月額会費×ファン数

Ppornhubで無料のさわりの動画で知ってもらい、興味をもってもらった方に定期課金を申し込んでもらい、動画を配信します。

なぜ、Youtubeのような広告収入が期待できないかと言うと、視聴回数による広告収入がYoutubeのよくいわれる０．１円よりはるかに低いからです。

二人がたいせつにしていること

撮影で「演技は絶対にしない」と決められているそうです。

アダルトビデオでは、プロが素人のふりをして撮影がされてました。えむゆみカップルは、無理をすると、作られた演技になってしまいます。それでは、以前の作品と変わらなくなってしまうため、演技をしなかったことでリアルな形がファンをとりこにしたのでしょう。素人の強みを活かすことに成功されました。

評価

結論からいうと、マーケティングを学ぶために読んでも得るものは少ないです。

アダルト動画配信の業界を知るという意味では、ひとつの勉強にはなるといった本です。

経営やマーケティングの本というより、えむゆみカップルのファン向けな本という印象です。

名言

• ”撮影ありきの生活”ではなくて、”生活の延長線上に撮影がある”　P240

さいごに

本書を読んだ感想は、Pornhubがブルーオーシャンだったから成功したように見受けられます。買って、時間をかけて読むほどの価値を感じませんでした。

ただ、本書をきっかけにえむゆみカップルを知るきっかけになったことは、事実です。そういったことからもAbemaに出たり、本を出したりと戦略的な活動をみると、Pornhubがブルーオーシャンだったから成功された方々ではないようにみえます。

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