2024/09/17 (更新日:2024/09/17)
ファンベース
- ファンが売上の9割を占める安定経営を実現する良書
ファンベース
著者:佐藤 尚之
出版:2018年2月
長さ:288ページ
出版社:筑摩書房
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- こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。
ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。
本書は、8割の売上を担うファンをベースにした新しい時代のマーケティングです。
これから、少子高齢化で新規顧客の母数は減り、高齢社会となり、寿命が伸びて消費が減るという消費者の動向がありながら、市場では違いを産み出すことが困難なほどに似た商品であふれ、価格競争となり、SNSで膨大な情報量が発信されてます。
そのような時代だからこそ、会社や商品に好意を持ち、理念や思いに共感してくれるファンを大切にして、安定した経営をします。
本書は、Amazonのマーケティング・セールス全般関連書籍の売れ筋ランキング100位以内によく入っているロングセラー本です。
【このような方におすすめ】
・会社のファンを増やしたい方
・大きな金額を支払う顧客が少ない方
・売上が伸び悩んでいる方
・売上に波がある方
・今後の経営に不安がある方
このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。
著者は、ファンベースカンパーの創始者で代表取締役会長です。「ファンベースなひとたち ファンと共に歩んだ企業10の成功ストーリー」も執筆されてます。
本書を読むと、顧客の中で大切にするべき存在がわかり、ファンと良い関係をつくり安定した経営をすることができます。
本書の内容
- ファンベースとは、ファンを大切にし、ファンをベースにして、中長期的に売上や価値を上げていく考え方 P7
ファンとは、支持者のことで企業の商品や考え方を尊重して価値を支持してくれます。
ファンベースでは、このようなファンを大切にします。なぜなら、ファンが売上のほとんどを占めており、ファンの人数や思いの強さが長期的な安定をつくり出すからです。
- ・新規顧客をファンにする仕組み化(一過性のバズにしない)
・情報過多な社会だからファンを増やす必要性のある3つの理由
・ファンを増やしたり、ファンの愛を深める施策
・コアファンと商品の価値を高める
・ファンのLTVを高めつつ、新規のファンも増やしていく
コアファンで売上を立てることで長期的に安定した経営ができます。しかし、そのような戦略的なことがメインとされているわけではなく、本当に大切にするべき存在がわかることが本書のだいごみです。
商品やサービスを愛してくれて、思いに共感してくれる仲間とファンミーティングで楽しい時間を過ごす。さらなる満足度アップのヒントを得ることができて、良好な関係をさらによくしてくれます。
評価
もし、あなたが仕事を楽しいと思っているなら、ファンベースはすごい合うでしょう。
「仕事の楽しさ」と「ファンベース」は、相乗効果を生んでさらなる仕事の成功を引き寄せると確信できます。
著者もファンベースを楽しんでほしいことを説いてます。
名言
- ファンは売上の大半を支える大黒柱である P51
金銭関係的な上下はある。でも必要以上にへりくだる必要はない。それだけの価値を提供しているのだ、と、誇りを持つべきだ P170
さいごに
ファンベースのような良書に出会うたびに本の価格が安すぎると思います。
たった880円で数十万円のセミナーで話されるようなことが学べて、実践すれば、本題の数百倍も数千倍も取り戻せます。
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