2024/08/19 (更新日:2024/08/19)

400円のマグカップで4000万円のモノを売る方法

書評, 有益

  • 「経営は努力するから儲かるのではない。
    儲かる仕組みがあるから儲かる。」P3

400円のマグカップで4000万円のモノを売る方法―「儲けの仕組み」が、簡単にわかる!
著者:髙井 洋子
出版:2015年8月
長さ:244ページ
出版社:ダイヤモンド社

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  • こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。

    ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
    Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

本書は、スープカレーのお店を立て直すストーリーが展開された本です。レストランを開業して、よかれと思ってお客さんの要望に応えた結果、お客さんはいなくなり、原価率が上がって利益率が下がり、廃棄も増えてしまう。地獄の始まりです。

そのような店舗にコンサルティングで「儲ける仕組み」を伝えて、再生していく過程がみえます。

本書のすごいところは、著者が凄腕のコンサルタントであるからだと思いますが、本書のとおりに実践すれば、店舗で売上アップは高い確率でできるのではないかと思うほど、作り込まれてます。

【このような方におすすめ】
・事業でうまく儲けられない方
・成功事例をマネてもうまくいかない方
・頑張って色々やっても実らない方
・お店を経営している方
・原価率が高くて利益が残らない方
・「儲ける」よりも「自分の理想」が優先な方

このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。

著者は、株式会社CARITYの代表取締役社長のコンサルタントです。「ビジネスモデル塾」は、高額にも関わらず、全国500社以上が受講されました。顧客は、V字回復や業績向上を果たしました。

本書を読むと、一般的な店舗ではやっていないけれど、やれば効果の高い力強いマーケティングを学ぶことが出来ます。

本書の内容

東京都内でも港区という高い家賃、お客さんを喜ばせようとおいしいものをつくるために原価率が上がり、店舗からなかなかお客さんが帰らない低回転率のお店を再生していく本です。

・お客さんの要望聞いてたらメニューが増えた
・よいものを提供しようとしたら原価率が高くなった
・よいものを提供して集客する戦略がない
・1ヶ月の営業をしても利益が出ない
・食事のあとのコーヒーからお客さんが帰らない

このような店舗が抱えそうな問題を1つずつ解決していってくれます。読んでいる私たちも、「これならできそう!」というイメージがわくように仕上げてあります。

評価

「400円のマグカップで4000万円のモノを売る方法」というタイトルのとおり、「100円のコーラを1000円で売る方法」を連想させます。

「100円のコーラを1000円で売る方法」は、2011年出版で本書は、2015年であるため、売れた本を参考にされたのでしょう。内容もストーリー形式で進んで、店舗をコンサルティングして、変わっていくさまは似たところがあります。

  • しかし、本書は「著者のコンサル力」が繁盛店に変えます。

「100円のコーラを1000円で売る方法」とは、まったく違うノウハウです。また、著者の卓越したコンサルティング力が本書でふるわれているので、1冊の本の価格にしてはとても安いものではないかと思います。

また、ストーリーもおもしろいです。

名言

  • 「儲けるなんて、簡単なのに」 P46

    儲けるには、人を喜ばせることが一番大切です。 P239

さいごに

タイトルに惹かれて買いましたが、読んでよかった本です。

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