2024/07/01 (更新日:2024/10/31)
顧客の「買いたい」をつくる KPIマーケティング
- 初心者が成果に責任を持つプロマーケッターになれる本
顧客の「買いたい」をつくる KPIマーケティング
著者:佐藤 義典
出版:2023年9月
長さ:280ページ
出版社:朝日新聞出版
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- こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。
ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。
本書は、成果をあげるためにKPIをつかって「本当はなにを追うべきか」の本質を解いた本です。
マーケッターは、売上を上げるためになにを追うべきでしょうか。本来、KPIは売上が上がるなにかの数値を指標にしなければなりません。
ただ、問題は「なにの数値」を追いかければ、売上になるのかわからないことです。それを解いたのが本書です。
わかりやすくて、読んでいてもおもしろいので、KPIの本ではおすすめ本です。
【このような方におすすめ】
・売上がうまく上がっていない方
・「売上を上げろ!」という方いわれる方
・売上以外になにの数値を追えばよいかわからない方
・売上が上がらず、会社がつぶれかけている方
・KPIでわかりやすい本を探している方
このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。
著者は、ストラテジー&タクティクス株式会社の代表取締役社長でマーケティングコンサルティングをされてます。ペンシルベニア大のMBA、2万人を超えるメルマガを発行されてます。
「図解 実戦マーケティング戦略」「ドリルを売るには穴を売れ」「実戦マーケティング思考 スキルを鍛える7つのツール」「マーケティング戦略実行チェック99:理論を実行可能にするチェックポイント」「実戦 顧客倍増マーケティング戦略」「事例でわかる!実戦BtoBマーケティング」「実戦 商品開発マーケティング戦略」を始め多数の書籍を執筆されています。
本書を読むと、KPIの理解はもちろん、売上をあげるまでのマーケティングまでの知識をみにつけることができます。本書を完璧な理解と実践ができたなら、成果を産み出すまでの責任を持てるまでの実力をつけられると思います。
本書の内容
たとえば、100万円の売上をKPIとしたとき、取るべき行動は100記事書き上げることとしましょう。
100記事を執筆することは個人の努力でできます。しかし、書いた文章が100万円を得るに等しいほどうまくなることや、何百や何千のアクセスが必ずしも来るわけではありません。ただ、KPI達成のために決められた行動にうつすこと。
ここまでは、通常のKPIの本でも書かれてます。本書では、「100記事書くという努力が正しいのか?」「本来、強みを考えたときなにを数値目標にすれば100万円が達成できるのか?」の方法が解説されてます。
- 追いかけるべき数字は「売上」ではなく、「買いたいを作れた数」 P7
KPIやマーケティングを解説しつつ、本質に迫ります。
評価
売上を上げるためにKPIで売上になる数値を決めることが説かれてます。そこから、強みや顧客の聞き取りなど入りますが、KPIからマーケティングにうまく話がつながっているので、話の持っていき方もうまいですし、読んでいて納得します。
ただ、難点は同じことがリピートされ過ぎていることです。たとえば、「前章では、◯◯といいましたが。」というくだりが多いです。ここを削れば、50~100ページは、減らせたのではないかと思ってしまいます。
しかし、KPIやKGIといった初心者向けに見知らぬマーケティング用語をわかりやすく解説するためには必要だったのかもしれません。実際にそのおかげかわかりやすかったことは事実です。
さいごに
KPIの本では、おすすめの本です。
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