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書評, 良書

• マーケティング3.0からマーケティング4.0「共創」

コトラーのマーケティング4.0 スマートフォン時代の究極法則
著者：フィリップ・コトラー
出版：2017年8月
長さ：272ページ
出版社：朝日新聞出版

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• こんにちは。さこまです。2024年1月1日から１日１冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴１４年です。ホームページ制作会社を経営してます。
  
  ブログの毎日更新で3ヶ月目に月１００万売上、6ヶ月目に１０００万円を超えました。
  Amazonランキング１００位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

本書は、マーケティング業界の第一人者であるフィリップ・コトラー氏が提唱するマーケティング４．０について書かれた本です。

コトラーマーケティングは、１．０から始まり、市場が変わっていくなかでマーケティングも進化してマーケティング４．０である「自己実現」のマーケティング概念が産まれました。

１．０：製品主義
２．０：顧客志向
３．０：価値主導
４．０：自己実現

本書のすごいところは、「コトラーのマーケティング3.0　ソーシャル・メディア時代の新法則」がベストセラーとなり、時代を捉えた４．０も大人気な本となったことです。

【このような方におすすめ】
・すべてのマーケッター
・マーケティングをする経営者
・マーケティングをする個人やフリーランス
・コンテンツマーケティングをやる方
・顧客価値の創造に苦戦している方

このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。

著者は、ノースウェスタン大学のケロッグ経営大学院で特別教授であり、「近代マーケティングの父」「マーケティングの神様」とも呼ばれる方です。マーケティング業界に携わる方でコトラー氏を知らない方はいないほどです。

本書を読むと、2016年段階の最新のマーケティングが学べます。本書に書かれているコンテンツマーケティングや顧客の自己実現をサポートすることなど、効果のあるマーケティングは多数あります。

最新のものだけ学んでもよいですが、３．０、４．０、５．０。６．０と順番に読み進めると理解が深まります。

本書の内容

コトラーマーケティングは、１．０から始まり、４．０がリリースされました。

• １．０：製品主義（良い商品を作れば売れた時代）
  ２．０：顧客志向（商品が溢れ、比較した差別化の時代）
  ３．０：価値主導（会社や商品の価値を売る時代）
  →詳しくは、コトラーマーケティング３．０記事をお読みください

マーケティング４．０の自己実現とは、商品を購入したことによる自らの「精神的欲求を満たす」ことです。

消費者の変化（テレビ→ネット）

テレビニュースは、依然としてみんなが目にしますが、Youtube、Twitter、Instagram、FacebookなどのSNSから個人の見解をみる機会が増えました。ハリウッドスターよりもYoutuberの方が人気になりました。

テレビやラジオの一方的な情報発信であった時代から、ネットのSNSで情報発信をしたり、顧客同士や起業と顧客がコミュニケーションを取れるようになりました。

消費者は、商品を購入するとき能動的に情報を集めます。SNS、企業の宣伝、商品のレビューや体験談など。

マーケティング４．０では、販売者が顧客の自己実現をサポートするような商品を売ることを推奨してます。わかりやすくいうと、顧客の「なりたい自分（男性）」や「あるべき姿（女性）」にさせてあげるように支援してあげるのです。

５A理論

マーケティング４．０で顧客に自己実現をさせてあげるために、カスタマージャーニーのフレームワークが「５A理論」になりました。

【４A理論】
認知（Awareness）
態度（Attitude）
行動（Act）
再行動（Act again）

• 【５A理論】
  認知（Awareness）
  訴求（Appeal）
  調査（Ask）
  行動（Act）
  推奨（Advocate）

消費者は、上記の順番で行動を起こすため、コンテンツマーケティングは最適な方法とされてます。

さいごに

コトラー氏が来日されて、セミナーがあったとき本書の宣伝が行われました。

「コトラーの最終講義」と表紙に書いてあるとおり、コトラー氏の年齢を考えると「本書が最後なのでは？」とささやかれていました。

それから、コトラーマーケティング5.0、6.0が発売され、マーケティング・マネジメントやマーケティング原理も新しいものが発売されました。

元気でよかったです。笑

さいごのさいごに

とにかく、コトラーのマーケティングシリーズは時代を捉えるために読むことをおすすめします。

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