2024/06/22 (更新日:2024/06/22)
ターゲット ゴディバはなぜ売上2倍を5年間で達成したのか?
- 日本支社代表で弓道の達人が教えるゴディバのターゲット戦略
ターゲット ゴディバはなぜ売上2倍を5年間で達成したのか?
著者:ジェローム・シュシャン
出版:2016年2月
長さ:180ページ
出版社:高橋書店
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- こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。
ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。
本書は、5年で売上を2倍にしたゴディバのターゲット戦略です。
著者は、弓道の達人でマーケティングのターゲット論を弓道にたとえて解説されてます。
さすが達人でした。
【このような方におすすめ】
・売上を2倍、3倍に増やしたい方
・ターゲットを見直したい方
・弓道をされているマーケッター
・ゴディバの戦略を知りたい方
このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。
著者は、ゴディバジャパンの代表取締役です。商品パッケージデザイナやCMに携わり、ゴディバの売上を5年で2倍にしました。
フランス人の著者は、学生のときに日本に旅行に来たときに日本文化に興味を持ち、29歳から弓道を始めました。
2010年に国際弓道連盟の理事長に就任し、2013年に弓道錬士五段となった日本人より日本文化に精通している方です。
また、ゴディバ社は、みなさんご存知の高級チョコの会社です。1926年(大正15年)にゴディバ創業。80カ国で670店以上を展開してます。
本書を読むと、大手企業の代表に共通する基本が学べます。また、本書で語られるマーケティングは、一般よりもワンランク上です。あとは、弓道について詳しくなります。
本書の内容
弓道には、「正射必中」という言葉があります。正しく射たれた矢は必ず的に当たるという意味です。このように弓道の達人が弓道の言葉や姿勢を通して、マーケティングを解説されてます。
おもしろかったことでは、ゴディバは高級すぎて入りづらいという印象があったということで、著者は「お土産と自分へのご褒美」の打ち出しに変えたところ、売上が伸びたそうです。
名言
- 「お客様のことを本当に考えてよい商品を作れば、結果は必ずついてくる」 p6
ターゲットを狙うのではなく、ターゲットと一体化することがヒットを生む秘訣。 p14
前の射を忘れる 一射一射 成功体験は、リピートできない P50
評価
ゴディバの次に気になるのは、表紙で著者が弓道をする乳首です。笑
内容は、普通のマーケティングの一段階上のことが書かれてます。
初心者は、理解しきれないかもしれませんが、中級者や上級者には基本に立ち返り、自分自身を見直すきっかけになります。
ただ、内容は勉強になるのに評価が低いことです。
その理由として考えられることは、途中でゴディバのターゲット論から話が脱線して、個人が成長するためのビジネス論に変わるので、そのような内容が本書の評価を落としたのではないかと考えてます。
さいごに
本書を読む数日前に、ちょうどゴディバのチョコを4つ買いました。
理由は、引っ越しをしたのでご近所に配るための贈り物です。
贈り物もみんなから受け入れられやすく、無難なものというと意外に悩んでしまうものです。
ゴディバは、みんなが「高級なチョコ」という印象を持っているので贈り物としてもあれば迷わず購入できるものです。
日常ではなく、年に数回ある贈り物で買うという最適なターゲットになりました。
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