2024/06/20 (更新日:2024/06/20)
商いの心くばり
- 人としての原点に戻る「心配り」
商いの心くばり
著者:伊藤 雅俊
出版:2084年3月
長さ:240ページ
出版社:講談社
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- こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。
ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。
本書は、大企業を経営する伊藤雅俊氏が商いをする上での心くばりについて書かれた本です。
本書が生まれたのは、講談社の編集部の方に「本を出しませんか!」と何度かたずねられ、著者の家に散乱していたメモや小冊子をカテゴリー別にまとめて編集されて出来上がりました。
人として、商いをするうえでたいせつにしなければならない信念やお客さまやお取引先に高いレベルで心配りをされてます。
【このような方におすすめ】
・お客様との関係を近づけたい方
・取引先と長く付き合いたい方
・お客様のたいせつさを忘れた方
・地道、努力、一歩ずつが好きな方
・大きな企業のマーケッターの方
このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。
著者は、1924年に東京で生まれました。1956年に羊華堂の社長となり、チェーンストアにするためヨーカ堂を設立。セブンイレブン、デニーズなど28社のイトーヨーカドー・グループ総師となった。
昭和55年に創業60年となったイトーヨーカドーは数百店となり、小売業日本一の利益を生み出しました。
著者は、「商いの道」が有名な著書です。日本だけでなく韓国語、英語、中国語で翻訳されました。当ブログの選書100冊にも選ばせていただきました本です。
本書を読むと、長く仕事をすると忘れてしまう「お客様のたいせつさ」や「お取引先の信頼関係」、「心配りで築かれる信頼による人間関係」を思い出すことができます。
本書の内容
昔ながらのお客さまを大切にする心を学ぶ本です。
地道にお客さまを思い、経営してきたからこそ、兆を超える売上となる企業となりました。
著者は、お客さまを大切にしますが、同じようにお取引先も心配りを忘れたことはないということです。心配りを忘れず、約束を必ず守り、接待を受けず、在庫が残っても売り切り返品を出さないということです。
本書の評価
「商いの道」は、選書100冊に選ばせていただいため、本書に大変期待しました。
本書で感銘を受けるほど秀でて素晴らしい部分もありますが、「商いの心」ほどではなく、残念な気持ちになったことが本音です。
全体の1割に銘を受けたという印象です。一般の本では、1冊のうち1~3個所あればよい方なので、それに比べれば、かなり高い方です。しかし、「商いの道」が素晴らしすぎたことが理由だと思います。
もしかすると、「商いの道」は個人向けで、本書は経営が中心だからかもしれません。何十人、何百人も従業員がいる会社のマーケッターには響いたかもしれません。
名言
- 商いをしていく上での私の信条は、「感謝の心を絶対に忘れてはならない」ということです。P5
「商い」は「飽きない」
好きだから、飽きずにやる。P20
商品は売れないのが当たり前、お客さまはきてくださらないのが当たり前-まず、ここから出発しなければならないのです。 P35
私はいつも、百分の一でものごとを考えてはいけないと、グループの人にいっているのです。
万が一でも、一日三百万人のお客さまがあれば、三百人の問題となってしまうのです。 P100
さいごに
本書は、定価で400円でした。
その安さに一番おどろきました。
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