2024/06/13 (更新日:2024/10/09)

ユダヤの商法

書評

  • おすすめしない!なぜ本書が80万部を超えるロングセラーなのか理解できない

ユダヤの商法
著者:藤田 田
出版:2019年4月
長さ:264ページ
出版社:ベストセラーズ

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  • こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。

    ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
    Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

本書は、日本マクドナルド創業者の藤田田(ふじたでん)氏が書いたユダヤ人のなかで金持ちになる原則といわれていることを書いた本です。

著者がGHQの通訳アルバイトをしたとき、ウィルソン軍曹と親しくなり、彼がお金で周囲の人を支配していく過程をみて学び取りました。

それからユダヤの教えを熱心に学び、「銀座のユダヤ人」と呼ばれるほどになりました。

おすすめしません。理由は・・・

本書を読む前は、良書である期待しかありませんでした。しかし、中身から学ぶことは、ほぼありませんでした。

よくある海外は優れて日本人は批判

ユダヤ教を信じる日本人の本ではたまにみられますが、日本の悪いところをあげてユダヤ教の教えの良さを提唱することです。

本書では、藤田田氏が言っているわけではなく、ユダヤ人が言っていたというニュアンスで藤田田氏は中立の立場のようですが、著者がその言葉を選択して書いていること。

累進課税の批判

収入をたくさん取ると税金で持っていかれるため、国籍を変えたり、住む国を移住して税金を逃れようとする行為です。それにまつわることが書いてあり、そうしたい気持ちもわからないでもない。

ただ、日本で仕事をして、住んでいて、大きな会社を経営するなら払った方がよいこと。

これも国をユダヤ人は国を持たないといわれますが、その土台からの考え方がわかります。

人間性を素晴らしいとは思えない

著者の実績もあり、書いてあることもごもっともだけど、まったく共感できないし、読み終えたあとの後味がすごく悪かったです。

本書を読んで、ユダヤ教を学ぼうとする意思を削がれた気分です。ここ最近、読んだ本で一番サイコパスさを感じました。

みんながおすすめする理由がわからない

本書は、1972年5月出版でありながらシリーズは80万部を超え、書店でも並び中古書店でも人気の作品として価格が落ちないロングセラー本です。

新装で出版されるまで、本書は2~3万円で取引され、15万円に到達したこともあります。

本要約のYoutuberも取り上げてますが、学びの薄い本であるため、おすすめする理由がまったくわかりません。

さいごに

ただ、売れていることは事実です。

私の感想は、★1でも★5を付けている人が大多数です。このように賛否が1と5に分かれるものほど、評価されたりします。

私は、読んだあと30分か1時間は胸クソ悪い気分を味わったので、おすすめしません。

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