2024/05/28 (更新日:2024/05/28)

ユニーク・ポジショニング

書評

  • あなたの会社を独自な存在にする『ユニーク・ポジショニング』

ユニーク・ポジショニング: あなたは自社の独自性を見落としている
著者:ジャック トラウト (著), スチーブ リブキン (著), 島田 陽介 (翻訳)
出版:2001年3月
長さ:220ページ
出版社:ダイヤモンド社

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  • こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。

    ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
    Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

本書は、独自性を発揮する戦略が書かれた本です。独自性といえば、マーケティングでこのような言葉がよくつかわれます。

・強み
・違い
・差別化

昔の狩猟時代なら、家の近くにある木の実や動物を狩って食べました。現代は、狩ることがなくなった代わりに「無数の選択」という苦痛があります。

たとえば、お肉なら牛、豚、羊など何の動物の肉にするのか?ロース、ハラミ、タンなどどの部位にするのか?赤身なのか白身なのか?肉が嫌いな子は何を代用するのか?そのような無数の選択の中から選ばなくてはなりません。

  • 本当の悩みのタネは、病気ではなく、どの病院を選ぶかだ P4

商品やサービスが溢れる時代、どの企業も「選ばれるためのなにか」を探しています。それが独自性です。独自性のない企業は、「売り上げを上げる」または「売り上げの安定」がないことにいつも悩んでいます。

そして、独自性のない企業が増えると、顧客はこのようにいいます。「どこも同じで選びようがない」そのため、顧客と直接コミュニケーションを取る企業が強いのです。

【このような方におすすめ】
・強みがなくて困っている方
・強みのつくり方がわからない方
・顧客に違いを説明できない方
・価格競争をしている方
・業界No.1になりたい方

強みがなかったり、差別化がうまくできない人にとって、素晴らしい気づきや学びがえられます。

著者は、ポジショニング(旧版新版)、無敵のマーケティング最強の戦略など、数々のベストセラーを生み出したアメリカの一流マーケッターです。

本書を読むと、どのような方法で独自性を持ち、他社との差別化ができるかがわかります。

本書の内容

  • 独自性 ↔︎ 同質化

独自性とは、独自な価値を持ち合わせていることです。

同質化とは、質が他と同じであることです。

対局にある2つのポジションの取り方では、常に独自性にポジションを置かなければ、企業の生存が厳しくなります。

  • 商品の種類は、これからますます自己増殖して、急増する 事態が好転することは、とても期待できない。いや、事態はさらに深刻になる。 P9

そのような状況でどうやって独自性を持ち続けるのか。本書で解説されてます。

名言

  • 模倣は、強力な競争手段であるP26

    カスタマーを知ることより、カスタマーに知ってもらうことのほうが大事 P35

    価格は独自化の敵である。独自化とは、独自であることに価値がある。 P47

    安さを武器に創業することはできる、だが安さを武器に勝ち続けることはできない P51

    業界トップであることを、強力な独自化の武器にせよ P108

    トップであることを自慢しないトップ企業は、足をすくわれる P110

さいごに

今までのジャック・トラウト氏の本の中であまり感動が得られるものでなかったです。差別化の取り方はすごいとは思ったのですが、私個人は学びが得られませんでした。

本書は、同じ本を翻訳した別の本があるため、明日はそちらを書評します。

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