2024/05/23 (更新日:2024/05/23)
感動を売る写真館 年間利益1億円を生み出す人気の秘訣
- 写真館の個人経営者にチャレンジを与える本
感動を売る写真館 年間利益1億円を生み出す人気の秘訣
著者:河田 年弘
出版:2019年10月
長さ:185ページ
出版社:幻冬舎
>>Amazonで購入はコチラ
- こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。
ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。
本書は、写真館を経営する個人カメラマンが生き残るために1店舗1億円の売り上げを超えるノウハウを教える本です。
昔は、どこの町にも1店舗以上は町のカメラ屋さんがありました。
しかし、スマホで高画質な証明写真が撮れるようになり、ネットに強い若者がカメラマンとなりマーケティングで集客するようになり、写真館のカメラマンは縮小の一途をたどってます。
町のカメラマンは、10年ほどで約半分の店舗数にまで減ってます。その理由は、カメラマンが経営者というより撮影の技術者であること、きれいな写真を撮れば繁盛する時代でなくなったからです。
大手は、未熟なカメラマンでもマニュアルに従い撮影していますが、それでも売り上げを上がり、店舗数を増やしてます。
そのような状況を変えようと著者が本書を執筆しました。
【このような方におすすめ】
・写真館の個人経営会者
・プロやアマチュアカメラマン
・チャレンジができない方
・新しいことをするのが怖い方
このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。
著者は、6店舗を経営しており、売り上げ総額8億円は超えており、1店舗あたり1億円の売り上げを超えています。同業からアドバイスを求められるようになり、コンサルティング事業を始められたそうです。
本書を読むと、町の写真館がどのようなマーケティングで1億円を超えられたのかがわかります。また、著者はカメラマンが変わることに対して背中を強く押してます。
本書の内容
現代は、みんながスマホでカメラを撮る時代となり、カメラの機能性が高いことから、個人の写真館の需要は急激に下がりました。そのような状況でも、売り上げを伸ばし、成功された写真館があります。
それがスタジオアリスです。子供の写真撮影に特化することで急拡大を果たしました。
そういった経緯からも著者が町のカメラマンに勧めていることは「経営者になろう!」ということです。昔ながらの方法を取っていても縮小しかありません。
本書では、どのような違いを持つことで、スマホや大手の写真館に勝つことができるのか?写真館の内装をどのようにすればよいのか?を1店舗1億円以上を売り上げる著者の視点から解説してます。
名言
- 「感動」を軸とした経営 P14
変化を恐れる町の写真館は淘汰される p35
撮影は「記録するもの」から「楽しむもの」へ P40
さいごに
タイトルと表紙から「隠れた名作見つけたかも!」とかなり期待値が上がりましたが、個人の写真館向けにこれから変化を起こそうとしている人向けの本でした。それは、これから学ぶの初級向けという感じです。
差別化や価値提供など、マーケティングの基礎であったため、期待はずれで残念だったことがありました。
タイトルのとおり、もっと「感動」に焦点を当てた本であったならよかったと思います。正直な感想は著者がコンサルタントになり、本を執筆して、町のカメラマンを集客するといった印象を受けてしまいました。
関連記事
新着記事
おすすめ記事
おすすめ記事は現在ありません
オファー記事
おすすめ記事は現在ありません