マーケティング本
地獄の毎日書評

書評, 有益

• 最高品質のノウハウをまとめた本

『鈴木敏文の経営言行録』すべての経営者に“気づき”と“感動”を与える
著者：鈴木 敏文 (著), 勝見 明 (編集)
出版：2019年12月
長さ：672ページ
出版社：日本経営合理化協会出版局

>>Amazonで購入はコチラ

• こんにちは。さこまです。2024年1月1日から１日１冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴１４年です。ホームページ制作会社を経営してます。
  
  ブログの毎日更新で3ヶ月目に月１００万売上、6ヶ月目に１０００万円を超えました。
  Amazonランキング１００位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

本書は、鈴木敏文氏の経営に関して語られた言葉がまとめられているものです。１冊目は、経営。２冊目は、マネジメント。３冊目は、マーケティングや営業が解説されてます。本記事では、３冊目を中心に書いていきます。

本書の驚くところは価格です。なんと、３冊セットで13,500円です。1冊あたり4,500円。気になるのは、それだけの価値があるかどうかです。

【このような方におすすめ】
・マーケティング会社の経営者や幹部の方
・将来、経営者や幹部になりたい方
・マーケティングだけで成果の限界を感じた方
・チームを引いてマーケティングをされる方
・現時点に問題点がみつからない方

このような方々は、本書をお手にとってみられると、気づきや学びがえられます。

著者は、セブンとイトーヨーカドーの会長で勲章まで授与されている方です。

鈴木 敏文（すずき としふみ、1932年〈昭和7年〉12月1日 – ）は、日本の実業家。勲等は勲一等瑞宝章。セブン&アイ・ホールディングス会長兼最高経営責任者（名誉顧問）、イトーヨーカ堂会長、経済団体連合会副会長、日本フランチャイズチェーン協会会長、日本チェーンストア協会会長、学校法人中央大学理事長、中央大学評議員会副議長などを歴任。「コンビニの父」と称される。Wikipedia引用

本書を読むと、セブンやイトーヨーカドーを創り上げた鈴木 敏文氏の考え方や行動姿勢を最短で身につけることができます。

本書の内容

１冊目の経営姿勢は、マーケティング会社の経営者には向いてます。鈴木 敏文氏は他の著書からもマーケティング寄りな経営者であることから、共感しつつ、これだけ大きな功績を残されているので学べるところが多いです。

２冊目のマネジメントは、チームを率いてマーケティングを始める方やマーケティングマネージャー向けです。

３冊目の仮説と検証の仕事術は、主にマーケティング（商売）や営業について書かれてます。「お客様に寄り添う」という販売者の視点ではなく、「お客様の立場で考える」という商売の基本に立ち返ることができます。

• 大きな会社をつくる経営者ほど、地道なことや基本をたいせつにします。本書は、仕事に夢中になり、忘れてしまった”なにか”を取り戻すきっかけにできます。

良い点・悪い点

本書は、１ページに結論、さらに１～３ページにわたり、ノウハウが説明されます。残念な点からお伝えすると、私はこの形式は求めていなかったことです。

本書は、セブンやイトーヨーカドーで培ったノウハウを１つずつ解説されたものであったため、学びとはなりましたが、心に響くことはなかったことが残念でした。

ただ、それは私の希望というだけで、本書はノウハウと考え方がシンプルにまとめられているので、最短で鈴木 敏文氏の考え方を身につけるには良いと思います。

さいごに

本書には、13,500円の価値があるかについてです。

鈴木 敏文氏の本ですから、それだけの価値はあります。有能な経営者や実力のあるマーケッターは、学びを得ればすぐに取り戻せる金額です。

ノウハウを探している方や現状の問題点が見つからない方は本書はありです。

>>Amazonで購入はコチラ