2024/03/10 (更新日:2024/03/10)

全部無料で宣伝してもらう、対マスコミPR術

書評

  • マスコミが取り上げたくなるプレスリリースとは?

全部無料で宣伝してもらう、対マスコミPR術
著者:玉木 剛
出版:2002年9月
長さ:213ページ
出版社:翔泳社
おすすめ:△(マスコミ宣伝の知識ゼロの方のみ)

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  • こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。

    ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
    Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

本書の実践でマスコミに無料で取り上げられるようになるかというと、難しいです。センスがあったり、斬新な企画を持っている方はできるかもしれません。そこで「ぶっちゃけ感想」から伝えます。

本書は、無料でマスコミに宣伝してもらうためにプレスリリースを打つというものです。テレビや雑誌掲載は、誰もが興味のあるところです。ただ、残念なことは取り上げてもらうためのプレスリリースノウハウが少ないことです。

本書を読んだ率直な感想は、著者の宣伝サービスを知る入り口的な宣伝本のイメージ

「マスコミ宣伝の意欲を上げる」「基本的なプレスリリースの方法を伝える」というところまで素晴らしかったです。実際にプレスリリースをしてみたいな!と思うほどでした。

しかし、ノウハウが少ないので読者がプレスリリースをしたとしてもうまくいかないのではないかと思ってしまいます。

  • 良い点は、プレスリリースをしてマスコミ宣伝をしたい!と思えること。

残念な点を語りましたが、200ページの本でみんながしていないプレスリリースを「やってみたい!」と思わせるだけでも大変な作業です。実際にそれを実現しているのでその点は素晴らしい本です。

色々語りましたが、本書の解説に入ります。

【このような方におすすめ】
・マスコミに宣伝してもらう方法を知らない
・新聞や雑誌掲載はお金を払ったことしかない
・プレスリリースを発行したことがない
・プレスリリースを取り上げるマスコミの気持ちを知りたい
・プレスリリースをする意欲を高めたい

このような方々には、役に立つかもしれません。

著者は、初出版の本が書店に並ばず、販売が必要であったため、プレスリリースを始めました。やり方を知り合い記者から教わったおかげで本の売上は、なんと100倍にまでなりました。それから広報・戦略プランナーとして活躍されてます。

本書を読むと、マスコミ宣伝やプレスリリースをするための意欲が上がります。

本書の内容

有料のマスコミ宣伝といえば、テレビで数百万円から数千万円、雑誌や新聞掲載は数万円から数十万円です。それを無料で実現しようとするのは本書です。 

マスコミ宣伝は、新規集客、ブランディングや求人になります。そのための活動は、たった15分のプレスリリースで実現が可能だということです。

2002年出版のため

FAXや手紙でプレスリリースを送ることが書かれていて、時代を感じさせます。ただ、マスコミが取り上げたくなるプレスリリースや、どのように送られることが気持ちがよいのかは変わりません。それらは参考になります。

今の時代は、SNSからマスコミが取り上げやすいですが、プレスリリースの効果はまだまだあります。

なぜ、プレスリリースに時間をかけた方がよいのか?マスコミに取り上げてもらう重要性を本書から学べば、実践していきたくなるでしょう。

さいごに

タイトルで期待値が上がりすぎてしまいました。本来、「マスコミ宣伝のためにプレスリリースをしたくなった!」というだけで本を通して人を変えているので素晴らしいことです。実際、私はなりました。

しかし、本書だけでマスコミPRが成功するようなイメージですが、読んで実践したとしても、一部はうまくいっても、ほとんどの人がマスコミに取り上げもらえず、著者のサービスにすがらなければならないという印象を受けました。

そのため、マスコミ宣伝がまったくわからない初心者のためにはよいと思います。おすすめできない理由は、タイトルからの期待値の上がり過ぎで、実際、もっと詳しく知りたかったという残念さからです。

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