マーケティング本
地獄の毎日書評

書評, 良書

• 値上げの問題は、本書一冊で解決できます！

絶対儲かる「値上げ」のしくみ、教えます
著者：石原 明
出版：2015年9月
長さ：240ページ
出版社：ダイヤモンド社

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• こんにちは。さこまです。2024年1月1日から１日１冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴１４年です。ホームページ制作会社を経営してます。
  
  ブログの毎日更新で3ヶ月目に月１００万売上、6ヶ月目に１０００万円を超えました。
  Amazonランキング１００位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

「値上げをするために最も重要なことは？」

「値上げのノウハウ？」「考え方？」「社会情勢を知ること？」いいえ、値上げをする勇気を持てることです。

いくら日本の経済状況を知って、値上げノウハウを手に入れても、勇気を持てなくて値上げに踏みきれいない企業が多くあります。

「値上げをしたい！」と思っているので本記事をご購読いただいていると思います。でも、みなさんすでにご存知ですよね。「値下げより、値上げをした方がよい！」ということを。でも、できない。踏み切れない。

なぜなら、ノウハウで人は変われないからです。本書は、値上げをするために必要なことを全般教えてくれます。

• ただ一味違うことは、読み終えたときに「値上げをする勇気」が持てることです。

このように書くと、「勇気」が題材のように勘違いさせてしまうかもしれません。本書では、勇気という言葉は一度も出ないと思います。では、なぜそう思ったかというと。

著者が読者の背中をやさしく押して、値上げをする勇気を与えるからです。

著者は、本書からコンサルタントとして優秀なことが伝わります。たくさんの成功事例を持ち、値上げのノウハウを持ってます。たくさんの相談者と関わったから本当に求めていることを知っているのでしょう。

「値上げに踏み切る勇気を与えて、ノウハウはそのあと」ということを。本書は、良書です。解説します。

本書の内容

本書だけで値上げを成功できるほど、良質な情報で書かれてます。

・値上げは良いことか悪いことか？
・値上げをするマインドセット
・なぜ、値上げしづらい社会情勢なのか？
・値上げをするためになにをするべきか？
・既存顧客の対応はどうするべきか？

著者のコンサルティング経験から値上げで起こり得る質問は本書でだいたい解説されてます。そのため、本書だけで値上げ問題は解決できるほどです。

値上げと値下げの終着地点

値上げは、収益を上げやすく販売数を減らして売上を維持できます。さらに収益が上がるので商品に費用をかけて、品質を上げられます。それがさらなる強みとなり、客質を上げ、クレームが減り、強い中小企業が誕生します。しかし、値下げは逆です。

値下げは、利益が減るので販売数を増やさなければなりません。商品のコストを下げるので、商品の品質が落ちます。品質が落ちれば違いがなくなり、一流の技術者の退職理由ともなります。安くて、品質の低いものには安さという強みしかないため、客質を下げ、クレームが増えて、弱い中小企業ができてしまいます。

そして、値下げをしても価格に慣れた客は安く感じなくなり、さらなる安さで人を集める負の悪循環が始まります。

本書は、前者の値上げをして、強い会社をつくるための考え方からノウハウが提供されてます。

さいごに

値上げは社会問題になってます。まず、本書を手にとってみてください。

解決策がみつかる可能性が高い値上げの良書です。

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