2024/02/23 (更新日:2024/02/23)

無名のピザ屋が販売記録世界一を達成できたワケ

書評

  • タイトルのまま、初日に1500枚売る脅威のマーケティング

無名のピザ屋が販売記録世界一を達成できたワケ
著者:續 大輔
出版:2013年12月
長さ:216ページ
出版社:秀和システム

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  • こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。

    ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
    Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

総論からお伝えします。本書は、1、2章はめちゃめちゃ良いです。しかし、3章からはすごく残念だったんです!涙

無名のピザ屋が世界一の販売記録をつくるまでのマーケティングについて、1,2章で解説されてて、「うっわ!良書じゃないの!?」と思いました。2章が終わったとき、最後まで読むことがすごく楽しみだったのです。

3章から急にドラマや映画のマーケティングが解説されて、「え!え!え!」とおいてけぼりになりました。

しかし、それがあっても1章、2章は素晴らしかったです。そこだけのために本書を買う価値はあります。

【このような方におすすめ】
・ヒットする商品開発がしたい!
・これから店舗開業をする!
・プレオープンを成功させたい!
・SNSでバズる商品を生み出したい!

商品開発の素晴らしい参考が得られます。解説します。

本書の内容

本書は、無名のピザ屋が世界一の販売記録をつくるまでが解説されてます。1章と2章で具体的なピザの内容から値段、販売方法まで書いてあります。

ヒットする商品の裏側がわかるので、とても素晴らしいです。初日に世界記録になるほどの販売をした理由もわかります。

ドラマーケティングとは

著者がつくった造語のようで、ドラマ+マーケティングでドラマーケティングといいます。

ドラマとは、人生のストーリーのこと。みんな仕事やプライベートで色々なドラマの中でストーリーを展開します。それは、意図して創り出したものから、自然に作り出されることまで。

もう一つ、残念だった点ではドラマーケティングという引き付けまではよかったのですが、ドラマーケティングが具体的な解説がたりなかったので、かなり実践に持ち込みづらい状態です。

ピザストーリーは、すごすぎる!

ここまで、批判的なことを書いてしまいましたが、もしかしたら、1章と2章が凄すぎたからかもしれません。無名の店舗がピザを1500枚売るという世界記録になるようなことだったり、朝から深夜まで大行列、ブロガーやSNSの話題となりました。

ピザの値段、作り方まで今までにない方法が取られ、話題をかっさらうような商品を生み出されています。

さいごに

著者は、ドラマや映画が好きで、それを生業としたいと思っているそうです。だから、ドラマ+マーケティングの話が出たのでしょう。

著者はかなりの戦略家でみんなの話題になる商品開発がうますぎます。もし、1章から5章までピザのマーケティングの話をつづけて、ドラマーケティングの解説がもっとほしかったです。そこから著者に興味を持ったところで、過去に携わったドラマや映画の事例が出れば、受け入れられたかもしれません。

または、世界記録のピザ屋の成功事例を1冊にまとめた本であったなら、良書だったと思います。

成功する好きこそものの上手なれで1冊のドラマの本も期待したいところです。

さいごのさいごに

1冊でピザ屋だけのマーケティング本を出してほしいです。著者は、ベストセラーや良書を生み出すポテンシャルがあると思うので、次回作以降に期待したいです。

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