2024/02/07 (更新日:2024/04/14)

「モノ」を売るな!「体験」を売れ!|藤村 正宏

書評, 有益

  • 「価値を売る」意味がわからないときにおすすめの本

「モノ」を売るな!「体験」を売れ!―エクスペリエンス・マーケティングがあなたの会社を救う!
著者:藤村 正宏
出版:2001年8月
長さ:247ページ
出版社:ジェイ・インターナショナル

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  • こんにちは。さこまです。2024年1月1日から1日1冊のマーケティング書評ブログを始めました。マーケティング歴14年です。ホームページ制作会社を経営してます。

    ブログの毎日更新で3ヶ月目に月100万売上、6ヶ月目に1000万円を超えました。
    Amazonランキング100位以内のマーケティング本を参考に記事を読んだあなたが実践できて、豊かになる方法を伝えます。

「物を売らずに価値を売れ!」「価値を提供することが重要だ!」とよくいわれますが、商品の価値やメリットを提示してもまったく反応が得られないことがあります。なぜでしょうか。

販売者が価値だと思っていることが必ずしも購入者の価値でないからです。

では、どうすれば顧客目線で価値を提供することができるのか。エクスペリエンスマーケティングです。

本書を読んでいただけると、顧客になにを伝えれば、商品を購入いただけるようになるかがわかります。顧客の本当にほしいものがわかる本です。

エクスペリエンスマーケティングとは

商品やサービスを売り込むのではなく、顧客に体験を売り込むことです。

エクスペリエンス(experience)は、「経験」「体験」を意味します。

物が少なければ、店頭に並べただけで売れます。お店が増えて、どこの店も似た商品を扱えば商品は売れなくなります。

物が溢れた供給過多の中で選ばれる方法がエクスペリエンスマーケティングです。「商品を得ることによって、なにが体験できるのか?」を伝えるのです。

顧客が商品で得られる体験をマーケティングで模擬体験させてあげるのです。

本書の内容

エクスペリエンスマーケティングは多数の実例があります。看板や名刺、メニューにいたるまで色々な使い方を解説されてます。

本書は2001年出版でありますが、後半でネットに関しても解説されており、この年代でここまで解説されているのは著者の先見の明に驚かされます。

実例が多数あるのでわかりやすく、ウェブでも応用できることから本書は成果を上げるために読む価値のある本です。

活用方法

店舗を営業されている方なら、実例をそのまま実践されれば、本代の100倍は軽く取り戻せます。看板にメニューだけ書くのではなく、写真やイラストでなにを体験できるか?を見せてあげられるようにするのです。

さいごに

途中にモテテクやガールフレンドという言葉が出るので、そういうことが嫌いなお堅い方や女性には微妙に思うかもしれません。

ただ、それを除いて、本書は実例が多く、わかりやすく、成約率を高める素晴らしい本です。

著者の個性で好き嫌いが分かれると思いますが、実力は本物です。

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